子宮筋腫で子宮全摘出した記録

40代、中高生の子供のいるワーママの手術前後の体験記

休薬期間は24時間痛い

レルミナ休薬後の生理は

人生でもかなりいいランクの痛みでした。

大量出血と腹痛と嘔吐で

家事もほぼできず

夫と子どもがかなり手伝ってくれました。

ただし生理が終わっても

生理痛のような痛みは治らず

もらった痛み止めが切れると痛い。

痛み止めは3時間くらいしかもたないのに

服薬時間は開けないといけないので

集中したいときに時間を決めて飲んでいました。

日ごと、時間ごとに波があり

少し痛いかな?というときと

もう座っているだけでしんどいときとあり

今痛くない、と思ったら

やらなくてはいけないことを

これでもか、と片付けるようになりました。

レルミナは半年飲んだら半年休薬。

休薬期間はこんなに痛い。

いつくるかわからない閉経まで

そんな生活はできないと

子宮全摘出手術する!!

と決心しました。

量とのたたかい

前回の続きとは別のお話です。

子宮筋腫の症状のひとつに

生理の際の大量出血がありますが

私も例に漏れず

大量出血しましたので

その経過と対処法について

お話しします。

昔はナプキンのみ

1〜3日目は多い日昼

4〜7日目はふつう

で日中も夜も大丈夫でした。

それが自覚する前、

出血が増えてきた時期には

1〜3日目は

タンポンと多い日昼の併用

夜用

ショーツ型プラス多い日昼、と増えてきました。

その頃病院を受診し

その後、エリエール クリニクスに出会い

愛用することに。

クリニクスは過多月経用ナプキンのため

カバー力は半端なし!

取り替え時に畳もうとして

ジワーっと血が溢れ、えらい目にあったことは

ありますが

そんなスポンジみたいに吸収してくれる

すばらしいナプキンです。

最終的には

出社時にはクリニクス数個

替えの下着

ウェットシート(血がポタッとしたとき用)

ビニール袋(クリニクスのボリュームがすごいので、汚物入れに入れず、持ち帰ることも)

をセットでトートバックに入れて

持ち歩いて過ごしていました。

丸洗いできるクッションも必須で

会議室にも持っていきます。

失敗することはないのですが

会議がずーっと延びて休憩取れないこともあり

精神安定に必要でした。

夜は割と夜中に一度は

目覚める人間なので

そこで取り替えていました。

忙しいとスコーンとトイレに行くのを忘れてしまうので

定刻でタイマーかけて

タイミングを知らせる工夫もしていました。

病院に駆け込む

レルミナをお休みして2週間後

猛烈な腹痛が‼︎

生理が始まったわけではないけど

痛くて机に座っていられない。

苦しみながら

先生にどうしても痛かったら

予約取らずに来ていいよ

と言われたのを思い出し

翌日病院へ

臨時の先生に診てもらいました。

痛みの原因は排卵痛とのこと。

休薬するとホントにすぐ生理は戻るようです。

これだけ痛いと

生理本番はもっとツラいかもね

と痛み止めをいっぱい出してもらいました。

そして生理が再開します…

つづく

レルミナ休薬開始

レルミナは半年間服薬したら

骨が脆くなる可能性があるため、

その後半年休薬期間をおく必要があります。

子宮筋腫を小さくする効果があるそうですが

投薬半年続けた後に

久しぶりに内診したところ

なんと、大きくなっている…‼︎直径10センチ!

たぶん筋腫が大きくなるペースと

薬の小さくする効果では

前者のほうが大きかったと思われます…

そのため

筋腫を小さくして、腹腔鏡手術という

目論見は実現不能に。

今の病院では

手術するなら開腹手術となりました…

先生には

とりあえず手術はもうちょっと考えて

耐えられるか様子を見ましょう

なんて言われてしまいました。

ちょうど主治医の先生がお辞めになるタイミングで

手術したくなかったのかな…

引継の先生だけ決めてもらい

再度通院することとなりました。

続く。

レルミナとの半年間

健康診断から3ヶ月

やっとレルミナの服薬を開始しました。

レルミナは生理開始から

1〜5日目に服薬を開始しないといけないので

受診のタイミングと生理のタイミングが合わないと

1ヶ月くらい飲めないことがあるのです…

生理の始まる前まで鉄剤を飲み

レルミナ始めたら鉄剤はお休み、というスケジュールでした。

私の場合、服薬から1ヶ月後から

生理は来なくなりました。

身体もだんだん軽くなり

副作用もありませんでした。

生理がこない生活の快適なこと!

ただしレルミナは空腹時に1日1回服用するのですが

つい寝る前におやつを食べてしまい

その後服用することが続いた時

不正出血があり

その後動けないくらい

痛いのと倦怠感に苦しめられました…

仕事も1日お休みにしました。

夜のおやつ、ダメだよね…!

二度と経験したくなかったので

その後は起きたらすぐに

服用のタイミングを変更しました。

費用が高いのだけが、本当に辛かった…

新薬だから高いわけで

いつか安くなる日がくるそうですよ。

いざ大病院へ

大病院を予約したものの

その前に貧血を診断してくれた病院へ行き

結果報告。

原因見つかったんだ、よかった!

と言われ

鉄剤1ヶ月のお陰で

ヘモグロビン7 →10g/gl

まで回復したこともわかり

ホッとしつつ

いざ大病院へ。

この時は手術を想定していました。

できれば腹腔鏡手術で

3〜4日入院、2週間休業

くらいを想定し

家から近いけど(車で行くなら楽)

1時間に1本のバスしかない病院より

通勤経路から便利で、駅チカの病院をセレクト。

一人で入院して一人で退院できるところ

または夫か実家が助けやすい条件を検討しました。

診察した後の方針は

手術しないで様子を見ること。

いわゆる偽の閉経状態にする逃げ込み療法です。

月に1度の注射か

服薬で2ヶ月に1度の通院

が提示され

この時点で何度も会社を休んでいる私は

服薬で!

と即決。

半年しか飲めないけど、

子宮筋腫が小さくなるから

それから手術するか考えたら?

と言われ

飛びついてしまいました。

これがレルミナ生活の始まり。

後で薬局行ったら

薬代だけで1ヶ月で8000円オーバー。

半年で5万円!

しかも近所の薬局では毎回お取り寄せ…

面倒でお金もかかってホント泣く。

次の生理がきたら5日目までに1日1回飲みます。

飲んだら徐々にですけれど

身体が軽くなり、ホントに楽になりました。

久しぶりに仕事も家事もちゃんと回る時間がやってきました♪

後日MRIを撮影し

写真をみたら、

おへその下から背骨まで

ほぼ子宮。

9cmの子宮筋腫でした。

妊婦さんみたいなお腹でした…

だからトイレ近かったのかと

ここでも、やっと気付きました。

いつも自覚は後からやってきます。

治療しなくてもねぇ

やっと地元のクリニックへ。

婦人科専門でやっている

予約制で

遅くまで開いている

通勤に通いやすいルートの病院を選びました。

貧血のための鉄剤は3〜4ヶ月必要と聞いていて

何度か通うこととなると

お休みを最小限にしたかったのです。

この時点では服薬で

ある程度通うことを想定していました。

お医者さんに

健康診断での

貧血と子宮筋腫について伝えると

治療は必ずしも必要ではないんだよ

更年期過ぎれば、自然と小さくなるし。

微妙な年齢だなぁ…

ピルも飲めないし

とのこと。

ホントに治療必要なの?と言った感じで

ミレーナについて説明してくれました。

避妊リングではあるのですが

月経量を減らしたり

子宮筋腫を大きくすることを防ぐ効果があるとのこと。

5年体内に入れっぱなしで

何度か通院の必要はあるけれど

楽な治療法らしい

これ以上出産は望まず

普通のお産をしたことのある

もうそろそろ更年期かも?

な私にはピッタリのようでした。

よしミレーナでいくぞ、と

決心を固め

内診台に上がると

お医者さんは

これはうちでは診れないよ

大きすぎて。

最初の発言は何だったの?と思う

前言撤回をされたのでした…

今度は紹介状を手に

大病院を予約することとなりました。

これで4つ目の病院です。

鉄剤が効いてダルさは少しずつとれてきたものの

治療にたどり着くまでが長すぎる…‼︎